「産業バイオイニシアティブ研究部⾨」は2020年11⽉に 大阪大学先導的学際研究機構(OTRI) に設置された新しい部⾨です。2008年に設⽴された⼤阪⼤学⼤学院⼯学研究科の連携融合型研究組織「フロンティア産業バイオイニシアティブ国際研究拠点」をルーツとしており、工学研究科⽣物⼯学専攻が中⼼となって創⽣されました。
⼯学研究科(⽣物⼯学専攻・環境エネルギー⼯学専攻・電気電子情報工学専攻)、情報科学研究科(バイオ情報⼯学専攻・情報システム工学専攻)、基礎⼯学研究科(物質創⽣専攻)、⽣物⼯学国際交流センター、蛋⽩質研究所、産業科学研究所、人間科学研究科、人文学研究科、グローバルイニシアティブ機構、国際公共政策研究科のグループから構成されています。
本研究部⾨では,命の源である「⾷」と命を守る「バイオプロダクション」に焦点を当てます。
「⾷」については,フードメタボロミクス、植物ゲノム編集をコアコンピタンスとして,「安全」を担保し、フードロスを低減するとともに、「美味しさ」を科学し,「安心」を与える21世紀のフードテクノロジーの基盤になる技術を開発します。
「バイオプロダクション」については,微⽣物有⽤物⽣産技術のさらなる⾼度化に加え、抗体・ワクチン等のバイオロジック医薬品⽣産やiPS細胞⽣産の実⽤的技術開発を⾏います。我々の研究は環境への配慮を⾏いつつSDGsの趣旨を推進するものです。
また、産業界との連携を深めるとともに、東南アジアを中⼼として強固な国際交流ネットワークをさらに発展させ、産業バイオ若⼿研究⼈材を育成したいと思っています。