わたしたちは『糖鎖』構造の改変技術によってSDGsを達成しています。
植物や昆虫を用いた医療用タンパク質の生産・糖鎖構造の解析
- 植物を用いて高品質なワクチンや抗体、医療品酵素の生産に取り組んでいます。
- 昆虫に存在する複数の糖が鎖のようにつながっている構造(糖鎖)に着目し、操作・解析する技術で医療用のタンパク質の生産を目指しています。
藤山先生
カイコのタンパク質と糖鎖の改変技術を応用し、ものづくりの基礎研究を発展させることでより良い医薬品の開発を目指しています。
動物培養細胞を用いた高性能・高生産の抗体生産
- 抗体は代表的な医薬品のひとつで生体内で作られるタンパク質です。抗体にも糖鎖が結合しており、その糖鎖構造によって抗体の性能が変化することが分かっています。糖鎖構造を遺伝子組換えにより変化させることでより効果的な抗体の製造を目指しています。
- 遺伝子組換えにより抗体生産量を増やす研究を行っています。
- B型肝炎ウィルス(HBV)と糖鎖の関係を調査し治療に繋がる研究しています。
現在、動物細胞での抗体生産は高価ですがこれらの研究が進めば高品質な抗体が大量に生産できるようになり、より多くの患者さんにより低価格で抗体を供給することができるようになります。
バイオディーゼル燃料の創製
バイオディーゼル燃料の生産産業化するにはコストなどの面で課題が生じる中、破棄物を基質とした低コスト化に取り組んでいます。
- バイオディーゼル燃料とは
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バイオディーゼル燃料は石油の代わりに用いることができる燃料で、環境にやさしく枯渇しないというメリットがあります。また植物が主流の中、酵母を用いることで土地や気候の制限を受けずに効率的に燃料の生成ができます。
食料と競合しないバイオエネルギーの生産の実現化を目指しています。
多様な人材による生物・細胞を利用したものづくり
アジアの学生と日本人学生が、アジアの生物資源を活用し協働で研究に取り組んでいます。