大政研究室 x SDGs

1. わたしたちは『動物細胞培養』で SDGsを達成しています。

バイオ医薬品(抗体医薬・ワクチンなど)の製造プロセスに向けた技術開発

動物細胞を⽤いたバイオ医薬品(抗体医薬やワクチン等)⽣産の研究をしていますが、薬そのものを作ることが目的ではありません。動物細胞にバイオ医薬品を作ってもらうには、動物細胞⾃⾝の理解(細胞の設計図のゲノムや代謝、分泌など)とそのエンジニアリングが⽋かせません。これらの基礎研究(セルエンジニアリング、培養、からダウンストリームまで)の研究は高度なものづくりの発展へ繋がります。

生物反応を産業応用するための研究

バイオ医薬品生産におけるCHO細胞(チャイニーズハムスター)培養の研究をしています。生産性を向上させた新しい細胞株の開発やバイオ医薬品生産研究での応用を目指した研究開発を行っています。

山野先生

わたしたちはCHO細胞に代表される動物細胞を用いて生産される医薬品の生産方法を開発しており、開発した技術は、産業社会のプラットフォームとして貢献しています。

カーボンリサイクル事業を通して人材育成

CO2削減・炭素循環型社会実現に資するものづくりへの変革が期待される社会課題の中で、バイオものづくりの基盤技術を開発するとともに、先端研究と産業界の橋渡しをできる人材育成を図ります。

カーボンリサイクルとは?

CO2を炭素資源(カーボン)と捉え、これを回収し、燃料・鉱物・化学製品として再利用(リサイクル)すること。

目的はなに?

化石燃料の利用に伴うCO2の排出を大幅に削減することを目的とし気候変動問題に解決、貢献して新たな資源の安定的な供給源確保に繋げること。

炭素循環型社会とは?

自然共生社会・低炭素社会・循環型社会を統合的に進めていく持続可能な社会のこと。

バイオファウンドリーとは?

生物が持つ物質生産能力を最大限引き出した細胞(スマートセル)を構築する基盤技術を多岐にわたる分野で開発してきた。その各種技術を活用・連携することにより産業用物質生産を確立すること。

「バイオファンドリー基盤」拠点を活用したものづくり人材の育成プログラムを実施しています。